リフォームとひとくちに言っても、いろいろあります。
傷んできた室内のクロスを張り替えたり、床のカーペットをフローリングに変えたり・・・
はたまた、テレビで放映されている「ビフォーアフター」のように、一戸建ての改築、リノベーションまで、どこでどう分類されて、定義されるのかは定かではありませんが、金額もピンからキリまで様々です。
そういう最近のトレンドに対応してきたのか、リフォームに対するローンも、ひと昔前に比べると格段に借りやすくなっています。
10年ほど前までは、リフォームに対するローンは銀行には商品として存在していませんでした。
そのときは、いわゆる無担保の融資で金利も高く、期間も短く、住宅ローンと合わせて借りると、支払額が一気に跳ね上がっていたのです。
そのときは、いわゆる無担保の融資で金利も高く、期間も短く、住宅ローンと合わせて借りると、支払額が一気に跳ね上がっていたのです。
その頃の私は、中堅規模の仲介業者に勤めており、大手不動産業者のように、リフォームのローンを貸してくれるノンバンクなどの提携もありませんでしたので、中古物件を買っていただいたお客様のリフォーム費用を捻出するのに苦労したものです。
自己資金のないお客様は、物件を買う費用も100%ローン。買うための諸費用をなんとか捻出できたとしても、リフォームする費用までは捻出できない人もとても多かったです。
その時どうしていたかといいますと(私がしていたことではありませんので、念のため申しておきます)裏ワザを使っている人もいました。
その裏ワザとは・・・(注意:これ以降に書いていることは犯罪を推進するものではありません。そして決してお勧めするやり方ではありませんので、ご理解いただいた方のみお読みください)
まず物件が見つかったら、売主に値段交渉をします。「リフォームしないといけないので」とかなんとか言って値段交渉をするのです。
わかりやすくするために、例をあげて説明しましょう。
2000万円で売りに出ているマンションを1800万円で値段交渉をするのです。
その結果、売主に値段を下げてもらえたとします。
そして、売買契約を締結しますが、売買契約書は2000万円で作ります。そして、別紙の覚書を作成し、2000万円の価格から1800万円に変更したとするのです。
銀行の住宅ローンの申し込みは、2000万円を申請します。銀行には売買契約書のみ提出し、価格変更の別紙覚書は提出しません。
表向きは2000万円で契約したことで、なんの疑いもありません。
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そして、融資がおりてきたら、売主に支払うのは1800万円で、手元に200万円が残ります。
もしくは、売主へ2000万円を支払い、払ったと同時に200万円をバックしてもらいます。
そうすると、買主の手元に200万円が残り、リフォーム費用が捻出できるのです。
これを裏ワザと言っていいのかどうかわかりませんが、こんなやり方をしている人を見かけたこともありました。
この手法とは別に、不動産業界では「かきあげ」と言われる手法(?!)もあります。
先ほどの例で説明すると、2000万円の物件価格で契約した売買契約書とは別に2200万円の売買契約書を作成して、銀行に2200万円の売買契約書を添付して、2200万円の住宅ローンを申し込むのです。
本当の契約価格は2000万円なのに、2200万円で契約したことにして、その売買契約書を作成して提出するのです。(これは有印私文書偽造といって、れっきとした犯罪になります)
本当の契約価格は2000万円なのに、2200万円で契約したことにして、その売買契約書を作成して提出するのです。(これは有印私文書偽造といって、れっきとした犯罪になります)
この場合は、売買契約書が2つ存在することになります。
「かきあげ」と、リフォームバックの違いは、2000万円で売りに出ていた物件がもし仮にチラシやインターネットに公開されていたとしても、リフォームバックの場合は、わかることはありません。しかし、かきあげの場合は、公開されている情報を目にすると、同じ物件が価格が高くなっているため、すぐにかきあげであることがわかってしまいます。
リフォームバックの場合は、売主の費用負担でリフォームしてもらったと考えれば、おかしくないのかな・・・
まあ、今はキチンとリフォームローンという商品がありますから、正攻法で?!がんばればいいんですよ。
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